プロジェクトは長期におよぶケースが多いものです。
それによってモチベーションが低下したり進捗が把握できなくなったりする事態を避けるため、要所でマイルストーンを設定しましょう。
マイルストーンを多く設定しすぎると自由度が低くなってしまうため、重要なステップを見極めて適量に設定することがおすすめです。
すると、優先して取り組む事項の把握や、進捗具合と質がともなっているかに関する客観的な評価につながります。
7. 計画を作成する設定したマイルストーンとプロジェクトの最終目標を達成するために、必要となる工程を時系列で並べ、計画表を作成します。
プロジェクトを遂行するためには主にガントチャートが用いられます。
ときには関わりやフローが複雑になることもあるため、従業員の知識に応じてフローチャートやPERT図なども併せて作成しましょう。
実現不可能な理想を描いた計画にならないよう、こちらの工程でも現場の声を取り入れながら無理のない計画を立てる必要があります。
8. 社内へ共有するロードマップを作成したら、ひとつの表を一元管理し、従業員やステークホルダーに共有しましょう。
ロードマップを共有すると全体像やスケジュールが理解しやすくなるだけでなく、一体感が生まれて責任感が生じると期待できます。
仮にロードマップを変更した際にも、古いデータが手元に残らないように注意を呼びかけたり、管理ツールに常に最新版を保存したりしておくと、スムーズに情報を伝達できます。
ロードマップ作成時の4つのポイント
ロードマップを作成する際には以下の4つのポイントに着目しましょう。
定量的な目標を設定する
評価しやすいKPIを設定する
PDCAを回して改善する
クリティカルパスを把握する
順に解説します。
1. 定量的な目標を設定するプロジェクトの最終目標がわかりづらいものであった場合、目指すゴールが個人ごとにブレてしまい、組織の足並みがそろわなくなってしまいます。