アタリが途絶えてきたところでチェイサー1.6gマロンを投入。これでアタリ復活。さらにオンビート1.6gのカラシとオリーブ、そして止めにマイクロベスパ1.6gオリーブラメ。特にマイクロベスパに替えてからはほぼ投げるたびにアタリがあり、良型も混じって一気に数を伸ばすことができた。

この時間帯は朝と違って魚が底付近にかたまっている様子。スプーンをキャストしたらすぐにラインスラックをとり、ボトムをとってからリトリーブを開始する。軽量のスプーンはラインに引っ張られて底から離れていくので、1回のキャストで2回ほどボトムを取り直す。たいていは2回目にボトムを取り直した後にアタリが出る。楽しい釣りができた。

 

場所移動でポツポツとヒット

午前中だけで釣果は20匹を超えることができたが、さすがにアタリが途絶えてしまった。ここで迷う。このまま同じ場所で釣り続けるか移動するか。お昼になると帰っていく人がいるので移動は可能。しかし移動した先が釣れるとは限らない。

少し迷ったが、一番入りたかった場所が空いたので移動することに。今シーズン数々の大物を仕留めた場所だ。川に向かって右側は深く、左側にはシャローエリアが広がっている。ここも足下は岩だらけだ。

しばらく釣っていると足下に小型のマスたちが回遊してきた。さらに数を伸ばそうと狙ってみるが、チェイスはするものの、なかなか食ってくれない。1g前後のマイクロスプーンや小さめのフェザージグで数匹を追加するのがやっと。意外と難しい。

夕マヅメは不発

日が陰ってくると、私の少し上流の岸近くで頻繁にライズするようになってきた。ついさっきまでフライマンが狙っていた場所だ。フライマンがいなくなって場所が空いていたので、様子を見に行ってみる。すると小型メインながら大型も混じってたくさんの魚が群れているのが確認できる。

フライマンはほとんど釣れている様子はなかったので、「こいつらはかなりすれているはず」と接近戦用の小型フェザージグを投入。するとすぐに1匹目がヒット!「なんだ簡単じゃん」と思ったが、その後はチェイスはすれども食わずということが続き、やはり難しい。それにたまに釣れても小型ばかりで大型は食ってこない。それでもポツポツと釣っているうちに釣果は30匹を超えた。

天竜川ルアーフライ専用区で大型ニジマス連発【静岡】良型主体で36匹をキャッチスレた魚をポツポツと拾う(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)