プロ1年目の昨シーズンは公式戦30試合出場で2ゴールを記録するなど初年度にしては上出来だが、シーズン後半はベンチを温める機会が増えてきた。J2リーグで彼のドリブルが止められる姿は想像できず、J2の生態系を破壊するプレーヤーの1人となるだろう。


佐藤凌我(アビスパ福岡所属時)写真:Getty Images

FW佐藤凌我(ジュビロ磐田)

7人目はアビスパ福岡からジュビロ磐田に移籍したFW佐藤凌我。明治大学卒業後、2021シーズンに東京ヴェルディでプロキャリアをスタートさせた佐藤はプロ1年目からJ2リーグ42試合全てに出場し13ゴールと鮮烈な印象を残す。2年目となる2022シーズンも40試合13ゴール3アシストとJ2屈指の選手として注目を浴びた。この活躍を受け、2023シーズンにはJ1のアビスパ福岡へ移籍するもシーズン途中に負った左ひざの怪我の影響もあり、思うように活躍出来なかった。

これまでトップの位置で活躍してきた佐藤だが、新天地となる磐田ではトップ下でテストしている。持ち味の機動力を活かした前からのプレスや抜群の決定力に注目が集まる。


清武弘嗣(セレッソ大阪所属時)写真:Getty Images

MF清武弘嗣(大分トリニータ)

8人目は16年ぶりに大分トリニータへ復帰した元日本代表MF清武弘嗣。2008シーズンに大分の下部組織からトップチームに昇格した清武は、1年目からスーパーサブとして出場機会を得ると翌シーズンからは主力として活躍。その後はセレッソ大阪、ドイツの1.FCニュルンベルク、ハノーファー96、スペインのセビージャFCを経て2017シーズンC大阪に復帰している。昨シーズン途中にはサガン鳥栖へ期限付き移籍していた。

すでに35歳となったが、繊細なボールタッチやドリブル技術の高さはまだ衰えていない。今シーズン大分でキャプテンを務める清武がチームをどのように牽引していくのかプレーや言動に注目だ。