2019シーズンに神戸へと移籍し、タイトルとは無縁だったチームを天皇杯優勝やJ1リーグ2連覇に導くなど、まさに「タイトル請負人」としての活躍を見せた。昨シーズンもJ1リーグで27試合出場3ゴールなどトップクラスのパフォーマンスを披露。今季はJ2のV・ファーレン長崎に活動の場を移した。長崎の新体制発表会で「目標はJ1昇格。それ以外はないと思う」と意気込みを語っている。


豊川雄太(京都サンガ所属時)写真:Getty Images

FW豊川雄太(RB大宮アルディージャ)

3人目はKASオイペン(ベルギー1部)や京都サンガで1部リーグ残留の立役者となったFW豊川雄太。熊本県の大津高校出身の豊川は、2013シーズンに鹿島アントラーズへ入団する。なかなか結果が振るわず2016シーズンには当時J2のファジアーノ岡山へ期限付き移籍。初年度は岡山で40試合に出場し10ゴールを挙げてチームをJ1昇格プレーオフ決勝まで躍進させる活躍をみせた。翌シーズンも岡山で35試合出場8ゴールと覚醒を遂げている。

この活躍により2018年にオイペンへ移籍するとコンスタントに出場時間を延ばし、チームの1部残留へ貢献した。世界を知る豊川が大宮を9年ぶりのJ1へと導くことが出来るのか期待したい。


鳥海晃司(セレッソ大阪所属時)写真:Getty Images

DF鳥海晃司(ジェフユナイテッド千葉)

4人目はセレッソ大阪からジェフユナイテッド千葉へ復帰を果たしたDF鳥海晃司。千葉の下部組織から明治大学を経て2018年にトップチームへ昇格した鳥海は、持ち前のビルドアップやカバーリング能力を武器に徐々に出場機会を増やしレギュラー確保に成功。セレッソ大阪へ完全移籍した2021シーズンにはJ1リーグ4試合出場1ゴールという結果に終わったが、翌2022シーズンは19試合に出場し、2023シーズン、2024シーズンはいずれも30試合出場と徐々にチームの核となる存在へと成長した。