演説でのミレイ大統領の発言抜粋(以下同じ)

私の考えでは、中央銀行が金利をコントロールするのは間違っている。 金利は、消費、貯蓄、投資を時間の経過とともに移動させることを可能にする、時間間調整のメカニズムである。 現実に金利が存在するのは時間が存在するという理由からであって、貨幣が存在するからではない。

金利のコントロールは理論的に異常な活動であって、1936年に発表された災難から生じた。 それは ジョン・メイナード・ケインズという経済学史上最も極悪非道な人物の1936年に出版された本『雇用・利子および貨幣の一般理論』である。 ケインズは、救世主的で、堕落した泥棒のような政治家たちの賛同を得て、「物事がうまくいけば政治家のおかげであり、うまくいかなければ政治家以外のすべてのものの責任である」という著作を書いた。

私たちの観点では、インフレとは一般的な物価上昇のことではなく、インフレとは貨幣の購買力が喪失することだ

1. インフレについて

卸売物価上昇率(卸値のインフレ)は小売物価上昇率(一般のインフレ率)に先行するものだと考えており、そのため、卸売物価上昇率に焦点を当てる必要があった。

今日、卸売インフレ率に関する最新のデータは1.4%で、これは年間インフレ率18%に相当する。 以前の年間インフレ率は17,000%だったから、それが18%になったということだ。

ドル建てでは、デフレが起きている。

卸売はここ2ヶ月間、ドル建てで月1%のデフレに相当する。 これは年率ではドル建てで13%のデフレである。

これは月2%のペソ安政策(Crawling peg)の影響で、まだ物価は微妙な状態だが、最近のデータを見ると、一般の物のインフレ率は1.6%、食料品は0.9%、 サービス(公共料金等)は4.4%。

2. 実質賃金の上昇と、貧困からの脱却

直近の失業率は6.9%で、14万5千の新規雇用が創出された。