① シオニスト・福音派連合に支えられるトランプ政権 ② イスラエル寄りの2国家共存とアブラハム合意の延伸 ③ イスラエル vs イラン戦争の回避
①について、先の大統領選でトランプが快勝出来たのは、民意に加えて義理の娘ララ・トランプの不正投票阻止運動等が奏功したのは間違いないが、背景に多様な形での概ね反トランプの国際金融資本筋の民主党支援が十分に発動しなかった感がある。
国際金融資本筋には、ユダヤ系が多いと言われているが、そのユダヤには一方にイスラエルのナショナリズムに根差した所謂「シオニスト」が存在する。なおキリスト教福音派は、日本人からしたらアクロバティックな理由でシオニストと連合を組んでいる。共和党の国政・地方候補者は福音派の応援なしでは当選が難しい(日本で言えば創価学会の支援が無ければ多くの自民党候補者は現状では選挙にならないのと似ている)。
先の大統領選で、トランプはシ・福連合に大きく借りを作ったし、2年後の中間選挙でも大きく頼る事になるだろう。そのためにイスラエル寄りのスタンスを取る事は既定路線となっており、今回のガザ発言もその一環と言えるだろう。首脳会談でトランプが着席時にネタニヤフに椅子を差し出している動画がその構図を象徴している感もある。
JUST IN: 🇺🇸🇮🇱 President Trump and Israeli PM Netanyahu hold talks at the White House.
What do you notice? pic.twitter.com/L57pdvd4S9
— BRICS News (@BRICSinfo) February 4, 2025
なお、第二次世界大戦の結果、イスラエルを建国して大挙して押し寄せ領土や入植地を拡大して行ったシオニストはこれまでも国際的に非難されて来たが、ホロコーストへの同情に隠れて許されてきた。だが現下のガザ紛争で旗色逆転となって来ている。