昨季プレーオフ圏以上に入った上位勢と比較して得点力で大きく劣っていたが、2020シーズンのJ2レノファ山口での42試合11ゴールなど実績のあるFW高井和馬を獲得。また、2022シーズンにも清水エスパルスより期限付きで相模原へ加入し10試合で4ゴールを挙げたFW加藤拓己も復帰し、FW瀬沼優司の引退がありながらも火力アップの見込める補強が実現した。
また、昨季上位勢に負けず劣らずの失点の少なさを誇った守備陣には、直近5シーズン松本山雅の守備を支えたDF常田克人やJ3降格となったザスパ群馬よりDF中塩大貴を迎え、サイドには2022シーズンにファジアーノ岡山で36試合10アシストをマークしたDF河野諒祐も獲得し、攻守両方を睨んだ補強がなされた。
攻撃面での課題克服と守備面でのさらなる質の向上を目指し、近年のJ2やJ3で実績のある選手を複数獲得できたことから、戦力アップに成功したクラブ3位とした。
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2位:カマタマーレ讃岐
主なIN選手
- DF附木雄也(アスルクラロ沼津より完全移籍)
- DF井林章(鹿児島ユナイテッドより完全移籍)
- DF宮市剛(いわてグルージャ盛岡より完全移籍)
- FW後藤優介(モンテディオ山形より完全移籍)
主なOUT選手
- DF深港壮一郎(ブラウブリッツ秋田へ期限付き移籍)※昨季は町田ゼルビアより期限付きで加入
- MF吉田源太郎(ジェフユナイテッド千葉へ完全移籍)
昨季開幕から12戦未勝利と大きく出遅れたカマタマーレ讃岐。その後、シーズン前半戦は勝ち点が伸び悩んだものの後半戦には第22節から5連勝を含む6戦無敗などで降格圏を脱し最終16位でシーズンを終えた。そして今冬の補強からは、新しいシーズンに向けてJ3へ降格して以降抜け出せずにいる下位から脱しようとする意気込みが感じられる。