主なIN選手

  • GK後藤雅明(モンテディオ山形より完全移籍)
  • DF高畑奎汰(ジュビロ磐田より完全移籍)
  • DFエドゥアルド(横浜F・マリノスより完全移籍)
  • MF山口蛍(ヴィッセル神戸より完全移籍)

主なOUT選手

  • GK若原智哉(ジェフユナイテッド千葉へ完全移籍)※昨季は京都サンガより期限付きで加入
  • DF田中隼人(期限付き移籍期間満了に伴い柏レイソルへ復帰)
  • MF秋野央樹(アビスパ福岡へ完全移籍)

昨季は第3節から第24節まで22試合無敗という強さで、上位争いの中心に居続けたV・ファーレン長崎。シーズン最終盤は5連勝で自動昇格圏へと迫ったが、勝ち点1差で3位となりJ1昇格プレーオフへと進んだ。リーグ戦では安定した戦いぶりを披露した長崎だったが、プレーオフでは準決勝でリーグ戦6位のベガルタ仙台に1-4と敗れ残念ながら7年ぶりのJ1復帰は叶わなかった。

あと一歩のところで涙を飲んだシーズンを終え、今冬はどこよりも積極的かつ効果的な補強に動いた。特に話題となったのが、昨季J1を制したヴィッセル神戸の主将MF山口蛍の加入だ。能力、経験はもちろん新たな精神的支柱としての働きにも期待大な頼もしい戦力が加わった。さらに、守備陣では新守護神候補としてGK後藤雅明を獲得。昨季までモンテディオ山形を3年連続のプレーオフ進出へと導いたJ2で確かな実績を誇る選手の獲得に成功している。

また、過去に川崎フロンターレや横浜F・マリノスでJ1優勝を経験しているDFエドゥアルドや2023シーズンに大分トリニータで活躍し昨季はジュビロ磐田でJ1を経験したDF高畑奎汰も加え、守備陣はより分厚くなった。昨季の躍進を支えたMFマテウス・ジェズスら強力な外国籍選手もその多くがチームに残留。一部MF秋野央樹ら主力選手の流出はあったが、概ねプラスの要素のみと言える補強が叶ったことから、戦力アップに成功したクラブ1位とした。注目の新戦力たちが、前年及ばなかった“あと1歩”を詰める存在となれるか。昇格の大本命の1つとして長崎のさらなる躍進に期待したい。