主なOUT選手

  • GK小畑裕馬(アビスパ福岡へ完全移籍)
  • DF小出悠太(ヴァンフォーレ甲府へ完全移籍)
  • FW中島元彦(期限付き移籍期間満了に伴いセレッソ大阪へ復帰)

2023シーズンは16位とまさかの低迷に苦しんだベガルタ仙台。心機一転、新しい指揮官に森山佳郎氏を迎えて臨んだ昨季は開幕から7戦無敗と引き分けが多いながらも快調な滑り出しを見せ、最終6位でJ1昇格プレーオフへ進出を果たした。残念ながら決勝でファジアーノ岡山に敗れJ1復帰とはならなかったが、大いに収穫のあるシーズンだったと言えよう。

今季こそ昇格を果たすべく冬の補強に注目が集まるなか、残念ながら得点源であったFW中島元彦が所属元であるセレッソ大阪へ復帰。加えて、守備の要であったDF小出悠太や生え抜きのGK小畑裕馬といった選手たちがチームを去ったが戦力流出は最小限に抑えられたと言っていい。その上で、新戦力には2023シーズンにルーキーながらヴァンフォーレ甲府で主力としてJ2を戦いAFCチャンピオンズリーグ2023/24にも出場したDF井上詩音や、左足での正確なキックが魅力のMF武田英寿といったJ2経験のある若手が加入。そして新たな得点源になり得る選手として、長身の屈強なFW宮崎鴻に豊富な運動量を誇るFW荒木駿太、さらに過去名古屋グランパスやロアッソ熊本でのプレー経験もあるFWグスタボを獲得。最前線にも強力な選手たちを迎えた。

チャンスメイクからゴールまで、幅広い役割を高いレベルでこなしていた中島がチームを去ったことは残念だが、各ポジションに楽しみな選手たちが加わった仙台。ライバルとなるであろう昨季の上位勢と比較しても負けず劣らずの陣容を整えられたことから、戦力アップに成功したクラブ4位とした。

モンテディオ山形 写真:Getty Images

3位:モンテディオ山形