2023シーズン、最終節で2位へと浮上し逆転で1年でのJ1復帰を決めたジュビロ磐田。4名のブラジル人選手や経験豊富なベテランGK川島永嗣といった新戦力を加えて2024シーズンを迎えたが、残念ながら結果は18位でJ2降格となった。
再び過酷なJ2リーグへ戻ってしまった磐田だが、求められるのは当然1年でのJ1復帰。しかし、降格の影響からか昨季のチームトップスコアラーであるFWジャーメイン良をはじめ、これからの磐田を支える活躍も期待されたDF高畑奎汰、MF平川怜といった若手が流出。頼れる背番号「10」MF山田大記も引退し、失った戦力が大きいことは誰の目にも明らかだろう。それでも、新加入選手たちの顔ぶれを見れば十分にプラスに転じたと言える。
守備陣にはアルビレックス新潟でGK小島亨介とポジションを争ったGK阿部航斗に、昨季ロアッソ熊本で全試合に出場したDF江﨑巧朗を迎えた。さらに中盤では、サイドでのチャンスメイクに期待のMF為田大貴とMF倍井謙に加え、中央でもパス捌きやボール奪取力に定評のあるMF金子大毅を獲得。そして、最前線にFW佐藤凌我を補強しほぼ全ポジションにJ1クラスの選手が加わった。
流出した選手たちを見ると、今季に向けて懸念もあるのは間違いない。しかし、新加入選手たちは軒並みJ1でスタメンとして活躍できるような選手ばかり。悔やまれる移籍がありながらも、充実した補強となったことから戦力アップに成功したクラブ5位とした。
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4位:ベガルタ仙台
主なIN選手
- DF井上詩音(名古屋グランパスより完全移籍)
- MF武田英寿(浦和レッズより完全移籍)
- FW宮崎鴻(栃木SCより完全移籍)
- FWグスタボ(SCラインドルフ・アルタッハより完全移籍)
- FW荒木駿太(町田ゼルビアより完全移籍)