クソニートくん

クソニートくん

待て待て。会社も同じ額を負担してくれているんだから 実際はお得なんじゃないのか???

Murasaki

Murasaki

二度とそんなことを外で言うなよ。

頭が悪いと思われて終了だ。今日、ちゃんと勉強してくれ。

年収500万円なら、社会保険料で会社が75万円、労働者が75万円で合計150万円…

一見会社が負担してくれるおかげで自分の負担が半分になったようにも見えます。しかしこれもトリックであることを覚えておきましょう。

確かにあなたの視点から見ると、会社が半分負担してくれて 負担が軽減したかのように感じます。

しかし会社の経理の人から見ると、会社の負担した社会保険料も含めて あなたを雇うための人件費です。

会社は、会社負担分の社会保険料も含めて 労働者に毎月出せそうな金額を決めます。

そこから諸々引かれて残った金額があなたの手取りです。決して会社が優しいから負担が半分になったわけではないです。

会社の支払う社会保険料も含めて人件費なので、本来はあなたが丸々もらえたはずの金額なのです。

このようにして、社会保険料はあなたの手取りを最も毀損しているものであると知っておきましょう。

手取りなんか増えるわけがない

これまで、社会保険料は労働者だけでなく会社も同額を支払っているが、実態はそれらを含めて人件費なので、本来はあなたが受け取れたはずのお金であると述べました。

そして、会社負担分の社会保険料も含めて 社会保険料は30%ですので、年収500万円であれば150万円が社会保険料として取り上げられることを述べてきました。

クソニートくん

クソニートくん

確かに結構な金額取られているけどさ、今の高齢者も若い頃は社会保険料を払っていたんでしょ?

Murasaki

Murasaki

それも二度と口にするな。

今の高齢者が支払ってきた社会保険料なんて、カスみたいな金額だ。

ここまでの話を聞いて「でも高齢者も若い頃は社会保険料を払ってきたんだし、今はきついかもしれないけど将来的には返ってくるんでしょ?」と思った方もいるかもしれません。

そんなことはない と先に述べておきます。

そもそも今の高齢者は、若い頃大した金額の社会保険料を支払っていません。

にも関わらず、あれやこれやと行政の世話になって その負担はほとんど全て若者に押し付けているのです。

その証拠として、社会保険料の料率の推移を紹介します。

引用源 :

上記のグラフを見ると、すでに紹介した通り2023年の時点で社会保険料率は30%に達しています。しかし、時代を遡って1950年には、社会保険料率はわずか8%です。これは今の消費税よりも低い割合です。

現代の高齢者は若い頃ほとんど社会保険料を支払っていない… にもかかわらず支払った金額をはるかに超えるサービスを社会保障として受け取っているのです。現代の高齢者はまさしく「現役世代を喰らうサトゥルヌス」そのものです。