2つ目の要因は、他者との比較の機会が増えることです。SNSでは、他人の成功や華やかな生活を目にする機会が多く、自分の現状と比較して劣等感を抱きやすくなります。その結果、欲求不満が生じ、イライラ感につながるのです。
また、議論や炎上の影響も大きいと考えられます。X(旧Twitter)やTikTokでは、意見の対立や炎上が頻繁に発生します。自分が直接関与しなくても、他者の攻撃的な言動を見続けることで、心の平穏が乱れる可能性があるのです。
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イライラしないためにできること
では、日常生活の中で、イライラしないためにはどうすれば良いのでしょうか? 今回の研究を踏まえると、次のようなことを取り入れるとなんだか無性にイライラするという状況が改善できるかもしれません。
- ソーシャルメディアの使用時間を制限する
- スマートフォンのスクリーンタイム機能を活用し、使用時間を適切に管理する。
- 通知をオフにする
- 不要な通知を減らし、無意識にアプリを開く回数を減らす。
- オフラインでの活動を増やす
- 読書、運動、対面での会話など、ソーシャルメディア以外のリフレッシュ方法を取り入れる。
- ネガティブなコンテンツを避ける
- カスタマイズ機能を活用し、ポジティブな情報を中心に受け取るようにする。
ソーシャルメディアと上手につきあうために
最新の研究では、ソーシャルメディアの頻繁な利用とイライラ感の増大との関連が示されました。 特にX(旧Twitter)やTikTokの利用が多い人ほど、イライラ感が強い傾向にあることが分かりました。
ソーシャルメディアの利用を楽しんでいる人も多いでしょうが、実際はその裏で、ネガティブな情報の過剰摂取や他者との比較、炎上などが私たちを日常的にイライラさせてしまうのです。
私たちはちょっとでも時間が空くとスマホを見てしまう癖がついてしまっていますが、適度な使用を心がけ、オフラインでの活動を充実させることが、精神的な健康を維持する秘訣のようです。