個人的には不動産価格の一定程度の上昇は健全なインフレ率を生み出すための最大のVehicleだと思っています。黒田前日銀総裁が苦労したにも関わらうず、10年経っても目標インフレにならなかったのですが、あの時、不動産価格を上がりやすくすればインフレになりやすかっただろうと思います。日銀は金融政策だけしかツールがないのですが、国交省と財務省がちょっと細工すれば不動産価格はかなり調整可能だったということです。
不動産取引において短期売買で利益を抜くのは株式の短期売買と違い、市場に大きな影響を与え、かつ、いびつな市場を形成するのです。さて、政府はこういうことに気がつくでしょうか?
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2025年2月4日の記事より転載させていただきました。