でも、だからこそ世界中の研究者がいろいろな方法を考え出し、超伝導技術や高出力レーザー、スピントロニクスなど最先端の領域と結びつけながら、妙案を探しています。
もし、そのどれかが大きなブレイクスルーを起こして重力波の生成効率や検出感度が飛躍的に向上すれば、これまでSFの中だけだったような応用シーンが、少しずつ現実のものになっていくかもしれません。
人類が本当に星の海へ旅立つ頃には、きっと電磁波だけでなく重力波も当たり前のように使うようになっているでしょう。
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元論文
Gravitational Communication: Fundamentals, State-of-the-Art and Future Vision
https://doi.org/10.48550/arXiv.2501.03251
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部