そもそも国産米はこれから絶対上がって贅沢品になる

簡単な理屈です。まず生産人口が激減しています。

くわえて農業の労働人口の年代別属性は5年前の2020年でこう。

5年前に70〜75歳ということは団塊の世代です。今年はみんな後期高齢者です。80過ぎてなかなか農業はキツいので、この70〜74歳より右がどんどん離農しますよね。ざっくりあと5年で農業人口は4割くらい減る可能性があります。

いままで米が余って安価だったので畑にしたり果樹を植えたりしていた農家もあると思いますが、栗や柿なら手もかかりませんがいまから田んぼに戻すのはキツいです。多少は戻ることはあっても辛いと思いますよ。つまり長期的には

国産米の生産量はどんどん減って高級品になる

のは間違いないと思います。

それじゃどうするのって話

農業施策についてはこちらをお読みください。

泣くな小泉進次郎!農業改革の分厚い岩盤-農業村の抵抗に挑む青年代議士の闘い<前編> 農業改革:小泉進次郎の挑戦は続く

進次郎と言えばセクシーとレジ袋しか思い浮かばない人が大半ですが、農業の既得権に立ち向かい、まあひとことで言うと散ってしまっていました・・・・・。

国会の農林水産委員会に集まる議員は自民党から共産党に至るまで、ほとんど同じ意見を持つ農業界の代弁者である。彼らは次のように主張する。農家の所得を上げるべきである。そのためには農産物価格が低下してはならない。特に、たくさんの農家が作っているコメの価格は高く維持すべきだ。そのために供給を削減する減反政策は必要である。国内の高い農産物価格維持のためには高い関税が必要だ。

大規模生産のカリフォルニア米はいまでとドローンでもみをまきます。品質はもう日本米と変わりません。しかしいまだに米には200%以上の関税が掛けられている。ウルグアイラウンド(1986年 – 1994年)でアメリカは米の自由化を強く日本に迫りましたが、必死に飼料用の米で逃げてきた過去があります。しかしここまで減産になると豊かでない家庭には米が買えないという現実が目の前です。