そのため、ダイエットと平行して筋トレを行ったり、タンパク質をしっかりと摂取したりすることが大切になってきます。

また、極端なカロリー制限をしない(1日あたり200~300kcal程度のマイナスに留める)ことや、栄養価の高い食品を摂取すること、規則正しい食事も、ホルモンの影響に対処するのに効果的です。

では、「毎日、カロリーの計算などしていられない」という人は、どうやって脂肪だけを減らしていけるでしょうか。

クレモナ氏は、カロリーを厳密に計算しなくても、以下の方法で摂取カロリーを減らせるとアドバイスしています。

  • 小さめの皿を使用し、食事量を減らす
  • お菓子を果物に、炭酸ジュースを水に置き換える
  • ゆっくり食べ、食事中は食事だけに集中する
  • 食事中に水を飲むことを意識し、満腹感を高める
  • 食事できる時間を定める(午後8時以降は食べない、など)

いずれにせよ、体重を効果的に減らすためには、いきなり断食したり、1000kcalマイナスにしたりするような無茶な食事制限ではなく、ちょっとした食生活の変化を継続させるべきです。

ですから、正月太りが気になっても焦らないでください。

着実に痩せるためには、食生活を少し見直し、それを数カ月~半年続けてみましょう。

上手くいけば、体重を元に戻すだけでなく、より健康的なスタイルを手に入れられるはずです。

全ての画像を見る

参考文献

Even small diet tweaks can lead to sustainable weight loss – here’s how
https://theconversation.com/even-small-diet-tweaks-can-lead-to-sustainable-weight-loss-heres-how-236089

ライター

大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。