これは基礎代謝量と活動レベルによって簡単に算出することができます。

その計算を助けるWebサイトはたくさん存在するので、それらを活用して自分のエネルギー消費量を知るようにしましょう。

例えば、一般的な女性の消費カロリーは、1800~2000kcalであり、デスクワーク中心の男性の1日の消費カロリーは平均2200kcal、力仕事をする男性は2400~3000kcalになります。

この1日の消費カロリー以上のカロリーを摂取すると、その分、体脂肪が付きます。

逆に、この1日の消費カロリーからマイナスになった分だけ、体脂肪を減らすことができます。(この時、筋肉も減ってしまいます)

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まずは1日の総消費カロリーを把握しよう。その後、総消費カロリーが総摂取カロリーを上回るように、1日の摂取カロリーを決定できる。 / Credit:Canva

脂肪1kgは約7000kcalなので、毎日の生活で合計7000kcal分のマイナスを作り出せるなら、体重が1kg減ることになります。

そのため、毎日マイナス500kcalの生活を約2週間継続できれば、体重(体脂肪)を1kg減らせます。

白米1合分、もしくはマクドナルドのポテトLサイズが500kcalなので、毎日その分だけ食べる量を減らす必要があるわけです。

正月太りで体重が3kg増えたのであれば、単純計算で、この生活を1.5カ月続ければ、元に戻ることになります。

とはいえ、1日の食事から500kcalをカットし続けるのは簡単ではありません。

もっと楽な方法はないのでしょうか。

クレモナ氏は、過去の研究から、たとえ1日100~200kcalのマイナスでも、減量を成功させることが可能だと述べています。(ただし、消費カロリーの計算ミスには要注意です)

短期的には体重はそれほど減りませんが、長期的に無理なく続けることで、リバウンドするリスクも少なく、確実に痩せることができるというのです。