一方、キャベツのように実用性がメインで、相場観を超えた高値がついていると、「たった500円でも非常に高く感じる」といった反応が出やすいわけです。
私たちの「高い・安い」の感覚は単純な金額の問題というより、心理的基準とブランドへの好意が複雑に組み合わさって生まれるのです。
もし買い物で「これ、同じ値段なのに妙に高く感じるな……」と思ったときは、自分がどんな相場観や感情的価値、そしてブランドに愛着を持っているか、少し振り返ってみると新たな発見があるかもしれません。
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参考文献
ブランド・コミットメントに及ぼす消費価値の交互作用効果
https://www.jstage.jst.go.jp/article/marketing/41/1/41_2021.026/_pdf/-char/ja
消費者のブランド選択行動におけるロイヤルティとコミットメントの関係
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmd/12/1/12_1_1_1/_pdf/-char/ja
ライター
岩崎 浩輝: 大学院では生命科学を専攻。製薬業界で働いていました。 好きなジャンルはライフサイエンス系です。特に、再生医療は夢がありますよね。 趣味は愛犬のトリックのしつけと散歩です。
編集者
ナゾロジー 編集部