日本の名目GDPが停滞を続け、実質GDPが上昇を続けてきた裏で、このような固定資産の維持負担が重しになってきたという背景もあるようです。
もちろん、自然災害の多い日本では、他国よりも防災・減災に対する投資や、建造物の建設費用がかかりやすいという側面もあると思います。
投資が増えないと経済が成長しないという意見も多いですが、投資が多い割に付加価値が増えなかったというのが日本経済の大きな特徴のように思います。
投資金額の水準が他国並みになってきたタイミングですので、投資を増やしていく余地は増えてきているのかもしれません。
適切な投資と共に、人の仕事により価値を付け、付加価値を高めていく経営の重要性を改めて認識させる統計データのように感じました。
皆さんはどのように考えますか?
編集部より:この記事は株式会社小川製作所 小川製作所ブログ 2025年1月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は「小川製作所ブログ:日本の経済統計と転換点」をご覧ください。