ブンデスリーガで安定した成績を残せば、A代表への道も拓けてくる可能性は十分にあるだろう。
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松木玖生(ギョズテペSK/トルコ)
2003年4月30日生まれの21歳で、北海道出身のMF松木玖生。青森山田高校の主将として、第100回全国高校サッカー選手権大会(2021年度)で優勝に貢献し、2022年にJ1のFC東京へ加入した。ルーキーイヤーから中盤の主力として定着し、Jリーグ通算71試合に出場5ゴール10アシストを記録。攻守両面での貢献度が評価され、2023シーズンにはキャプテンマークを巻く試合もあり、リーダーシップの面でも成長を見せた。
2024年7月に、プレミアリーグのサウサンプトンへ完全移籍し、移籍後すぐにトルコ1部のギョズテペSKへ期限付き移籍。ギョズテペではコンディション不良により出遅れたものの、第3節でデビューを果たし、徐々に出場機会を増やしていった。11月10日の第12節コンヤスポル戦(2-0)では、途中出場から後半アディショナルタイムに移籍後初ゴールを記録し、チームの勝利に貢献。12月20日にはカップ戦のブカスポル戦(4-0)で1ゴール1アシストを記録し、公式戦での存在感を示してきている。
2024年のAFC U-23アジアカップにU-23日本代表として出場した松木は、パリ五輪アジア最終予選も兼ねたチームの優勝に貢献した。一方で、同年のパリ五輪U-23日本代表メンバーからは落選。当時、日本サッカー協会は、松木には移籍の可能性があり五輪期間中に確実に招集できる確約が取れなかったことを落選理由に挙げている。
今や日本のみならず、所属元のイギリスや現在のトルコでも注目されており、今後の活躍とA代表入りの可能性に大きな期待が寄せられている。