また別の研究では、女性参加者の7.7%が長期間、性交後憂鬱に悩まされていると報告されています。
こうした報告から分かる通り、性交後憂鬱の主な原因は、性行為に対するトラウマやネガティブな心理状態だと分かります。
症状が現れる頻度や重さによっては、専門家のケアが必要かもしれません。
もし、皆さんが経験している「賢者タイム」が、単なる性欲の消失、虚無感なのであれば、特に気にする必要はありません。
しかし、そこに悲しみや憂鬱、不安、怒りなどのネガティブな感情が伴うなら、いくらか注意が必要でしょう。
一般的に報告される「賢者タイム」は憂鬱などを経験するものではないため、もし性交や自慰の後にネガティブな感情が高まる場合、心に何らかのトラブルを抱えているかもしれないからです。
こうした状態の内容について、人と話し合う機会は普通ないので、人と感じている内容が違うということは気づかずに放置されている可能性もあります。
ケアが必要な人は、きちんと専門家に相談しましょう。
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参考文献
Refractory Period: What It Is & How to Shorten It
https://www.hims.com/blog/refractory-period-how-to-shorten
元論文
Evolving ideas about the male refractory period
https://doi.org/10.1111/bju.12011
No evidence for prolactin’s involvement in the post-ejaculatory refractory period
https://doi.org/10.1038/s42003-020-01570-4
Male Multiple Ejaculatory Orgasms: A Case Study
https://doi.org/10.1080/01614576.1998.11074222