トランプ大統領が就任し、公約通り地球温暖化対策の国際枠組みである「パリ協定」から再び離脱することを発表しました。

握手をするトランプ大統領とバイデン前大統領 トランプ大統領就任式中継より

トランプ大統領は、同協定を「アメリカの製造業に不利」と批判し、前政権で推進された再生可能エネルギー政策を「気候過激主義」と位置づけ、化石燃料の採掘を拡大することと、風力発電所へのリースを終了させることを表明しました。

また、就任演説では「エネルギー緊急事態」を宣言し、石油の増産を訴え、エネルギー価格の引き下げを高インフレ対策の柱に据える方針を示しました。

アメリカでは、2050年までに原子力発電の容量を200GW追加し、現在の約3倍にする計画が発表されています。