しかし、メッシはアメリカへの移籍を決断。2021年から2023年まで在籍していたPSGのホームタウンであるフランスの首都パリでの日常生活に嫌気が差していたメッシは、家族との生活をより楽しむ充実した日常生活を求め、サウジアラビアではなくアメリカの地を選択したという。

ルカ・モドリッチ 写真:Getty Images

ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)

アル・ヒラルは、SPLの他クラブがC・ロナウドやベンゼマといったスター選手を相次いで獲得する中、トップクラブの地位を維持するため、スペインの名門レアル・マドリードのレジェンドを狙っていた。それがクロアチアの英雄であるMFルカ・モドリッチだった。

モドリッチは、SPLで3シーズンプレーする契約として約324億2,572万円を提示されたという。しかし、常に安定したパフォーマンスを見せるクロアチア代表のキャプテンでもあるモドリッチは、自身と家族がマドリードに落ち着いていることや、世界最高峰のクラブへの愛情を理由に残留を選んだ。


セルヒオ・ブスケツ 写真:Getty Images

セルヒオ・ブスケツ(インテル・マイアミ)

元スペイン代表でバルセロナの司令塔であったMFセルヒオ・ブスケツ。ラ・リーガで優勝9回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝3回、2010年W杯優勝、さらに2012年UEFA欧州選手権優勝という輝かしいキャリアを過ごし、2023年5月にバルセロナ退団を発表した。当時の報道によれば、PIF(サウジアラビア公共投資基金)が所有する4クラブの内の1つがブスケツを非常に熱心に獲得しようとしていたようだ。

しかし、元バルセロナのチームメイトであるメッシと同じく、ブスケツもマイアミへの移籍を選択した。後に元バルセロナのDFジョルディ・アルバやFWルイス・スアレスもこのチームに加わったことから、ブスケツの判断は正しかったと言えるのかもしれない。


ロメル・ルカク 写真:Getty Images

ロメル・ルカク(ナポリ)