アル・ナスルは2023年にMFセコ・フォファナ(アル・イテファク)やMFマルセロ・ブロゾビッチといった選手を獲得した後、パリ・サンジェルマン(PSG)所属のFWウスマン・デンベレにも目を向けていた。当時バルセロナで契約が残り1年となっていたデンベレは、サウジアラビア移籍が現実味を帯びていた。
しかしデンベレは、アル・ナスルから提示された5年契約(年俸約68億3,946万円、週給にして約1億3,197万円)を断ったという。欧州に留まる道を選んだデンベレは現在、PSGで輝きを放つプレーを見せ続けており、選手としての価値をさらに上げたのかもしれない。
ジェイミー・バーディ(レスター・シティ)
2023年にレスター・シティがプレミアリーグから降格した際、複数のサウジアラビアのクラブが元イングランド代表のFWジェイミー・バーディに関心を示した。しかし、バーディはこれを即座に拒否し、レスターのサポーターに安堵をもたらした。
現在38歳となったベテランストライカーであるバーディは、家族のことも考え、湾岸地域への移籍を検討外としたようだ。代わりにレスターをわずか1シーズンでプレミアリーグに復帰させる活躍を見せ、現在も年齢を感じさせない精力的なプレーで若手への見本となり、レスターのレジェンドとして無くてはならない存在となっている。
リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)
アルゼンチン代表のキャプテンFWリオネル・メッシは、メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミを選んだが、一時はサウジアラビア移籍の可能性が非常に高いと見られていた。アル・ヒラルは、バロンドールを7回受賞しているメッシに約1,899億円という驚異的な契約を提示していた。もし実現していれば、この金額はC・ロナウドの年棒をはるかに超える金額となっていた。