駆け出し起業家を応援する町って素敵ですよね

 辰野町よりも前から駆け出しアート系起業家が集まっていた下諏訪町の起業支援の人の話も聞くことができました。

 最初は空き店舗で始めたアート系起業家は、ある程度の成功を収めると山間の広いアトリエへ写ってしまうのだそうです。なので空き店舗で開業するのは常に成功者ではなく、成功を夢見る起業家の卵なんだそうです。

 これって素敵なことだと思いませんか。漫画でいうトキワ荘、音楽なら下北沢のような、成功を夢見るアーティストの卵が集まる町。辰野や下諏訪など、長野の空き店舗から将来のアーティストが巣立つ。そんなストーリーも生まれそうです。

田舎でのんびり起業してみない?

 今回は「田舎でのんびり起業」を支える町の仕組み・環境について紹介しました。もちろん辰野町だけでなく、他にもスモールビジネス起業を進めている地域はたくさんあると思います。

 地域活性化というと、すぐに都市部からの企業誘致や地域イベントなど派手な活動ばかりに目が行きがちですが、それだけではありません。地域のひとがハッピーに暮らせている、というのが一番大事なことだと思います。スモールビジネスが活発な地域は賑わいがあります。そして地域の人が営んでいる事業が元気ならば、ハッピーに暮らせる人も増えるはずです。「田舎でのんびり起業」が多い地域は、ハッピーな地域なのでは、と考えています。

 今後もこの連載や僕の田舎でのんびり起業コミュニティ「ヤツビジ」で起業に役立つ情報や僕自身の経験も伝えていきます。ご興味のある方からのご質問・ご相談もお待ちしております!(TMR・玉利裕重)

■Profile

玉利裕重(たまさん)
八ヶ岳南麓のひとり法人(TMR)代表。外資系IT企業からのんびり田舎暮らしへ。起業コミュニティプログラム「ヤツビジ」を運営し、「田舎でのんびり起業」を目指す個人を応援している。お問合せ・ご相談はこちらのメールへどうぞ( contact@tmr-llc.jp

提供元・BCN+R

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