どうやってテスラやBYDやグーグルのwaymoみたいなのに自動運転技術で対抗していくのか?に議論を徹底的に集中するべき

…だと思います。

「状況を見つつEV化にヌルヌルと粘り腰でシフトしていく」のは、技術面というより「自動車メーカーの経営という巨額の固定費がかかる特殊なジャンルの専門知」が必要な分野で、外野が何か言ってても的を得たものになる可能性は少ない。

一方で、「日進月歩の自動運転技術」に対する対抗・・・っていうのは、オールドタイプの自動車業界の「中の人」の知見だけでなく、グローバルな先進事例を参照して機動的に巨額投資を行っていく事が必要な超重要なチャレンジとしてある。

ここの分野について、日本企業の動きがどうも鈍いように思うのは結構前から気になっていて、散発的に色んな投資をしてみてるけど、「やってみてるだけ」みたいな感じなんじゃないかという懸念があるんですよね。

グーグルのwaymoみたいに巨額投資してとにかくいっぱい走らせてデータ取ったりしてるのにどうやって対抗するつもりなのか、あるいはテスラみたいに「既に売ってる自社の車」からどんどんデータを取り込んでAIを鍛えまくるみたいな事をやってる感じがしない。

たまに「実証実験」のニュース流れるけど、その動画を見てるだけでも、そこで実現してる技術がどうもかなり米国・中国勢に劣後してるんじゃないかという印象がある。

特に、chatGPT型のAIが従来の自然言語処理技術(NLP)を全く一気に全部時代遅れにしてしまったような変化と同じようなものが、自動運転でも起きつつあるはずなんですよね。

今までの運転アシスト的な「高速道路のレーンチェンジをうまくやってくれる」みたいな単機能でソフトウェアをどうこうする世界じゃなくなって、莫大なデータを処理してAIが「人間の脳と同じ方法で運転技術自体を習得しちゃう」みたいな方式がスタンダードになってきている。