なんかそういうところで「ガバナンス」が効いてなくて、「本当の課題に向き合えてない」ところが、全部じゃないけど一部の「首都圏の会社」にはあるんじゃないか?っていう印象はどうしてもありますね。

繰り返すようですが、落合氏本人に責任がないかっていうと、「広告塔になってCTO(←訂正・CEO)もやってるなら、その会社に起きた事の全てに責任を負うべき」というレベルでは責任あると思いますけど、より重要なのは落合氏が一人でなんとかしようと思っても無理、というレベルの課題が今の東京にはあるように感じる部分はあるんですよね。

それがこの、「ちゃんとガバナンス効いてる状態で仕事できてるのか?」という部分で、なにかちょっとオカシクなってる部分があるのでは?っていうところなのではないかと思います。

「日産&ホンダ」の提携も、プランとしてはまあまあ世の中で思われてるほど悪くないはずではあるものの、こういう「各人が蛸壺の中で文句だけ言ってる」みたいな状況を超えて、横断的に協力しあえるのか?っていうこの点だけはすごい不安ありますね。

そういう意味では、「日産ヤバいんでは?」っていう印象が世間に広がってお尻に火がつく事自体は、大変良いことのように思いました(実際の手元資金の額を見ると世評のように「すぐ潰れちゃう!」ってほどヤバいわけでもないようにも思いますが、それはさておき)。

長い記事をここまで読んでいただいてありがとうございました。

ここからは、最近十数年使った炊飯器が壊れまして、新しく買ったんですが、十数年の間に「業界模様」が全然変わってて驚いたという話をします。

全体として、

・東芝・パナソニック・日立・・といった”総合家電メーカー”の存在感減少 ・『象印マホービン』・『タイガー魔法瓶』の二大「なにわの中規模メーカー」の存在感が激増 ・一時期流行った「オシャレ家電」も徐々に退潮(その分普通の家電もだいぶんオシャレになった)