前後編あって、そもそもナスダックって日本の市場よりよほど「上場すること自体は簡単」だけどブランドネームだけはピカピカにあるので、日本で上場できないレベルの会社が無理やりナスダックに上場して大々的に「ナスダック上場しました!」という風にやる風潮があって、徐々にアメリカでも問題視されていたそうです(それが前編の内容ですがこれもすごい面白かったです)。

で、上記リンクは「後編」の方でいよいよピクシーダストテクノロジーズについて色々と詳細に取材されてるんですが・・・

なんか、SNSで落合氏は一部に妙に強烈なアンチの人がいるんで、事の詳細は別としてこの話がめっちゃ炎上してるのを見るんですが、Newspicksの取材した結果を見ると、むしろ問題はコンサル出身のCEOのM氏の問題がすごい大きいような感じでした。

(もちろん、落合氏がどれほど実態として関与しているかは別として、CTO職を持って広告塔にもなってる以上、その会社で起きた問題には全て責任を持つべき・・・というレベルの責任は落合氏にもあると思います)

でもなんか、落合氏個人の問題というより、さらには(ちょっと甘いかもしれませんが)CEOのM氏個人の問題というより、「首都圏の会社環境」がごく一部を除いて「ちゃんと仕事できる状態」になってないんじゃないの?っていうような、なんかそういう機能不全を感じる部分はどうしてもありましたね。

(すいません!後日追記で訂正なのですが、落合氏はCTOでなくCEOで、M氏はCEOでなくCOOだそうです。ならもうちょい説明責任果たしてくれてもいいのでは?という感じありますね。田舎では”共同体”のパワーで実現している倫理を、都会ではこういう”ガバナンスの論理”を厳密化することで乗り越えなくてはいけないのかも)

「地道な課題」に人々の気持ちを集中させて突破するというより、なんかフワフワと各人が「それっぽいイケてる仕事をやってる自分」を感じたくてバラバラに個別の蛸壺の中で動いていて、誰もその蛸壺を壊そうとしない、みたいな。