欧州所属歴:チェゼーナ(2010-2011)インテル(2011-2018)ガラタサライ(2018-2020)オリンピック・マルセイユ(2020-2021)

明治大学卒業を待たずにプロの世界に飛び込み、そこから飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍し、未だに日本代表にも選出される38歳のDF長友佑都。まさに名実ともに日本の顔として活躍するベテランDFだが、プロ契約を決断した理由の1つとして、「女手一つで自分を含む3人の兄弟を育ててくれた母を、少しでも早く経済的に楽にさせたい」という思いを挙げている。

そんな心温まるエピソードを持つ長友は、2008年にJ1のFC東京に加入しプロキャリアをスタート。同年、Jリーグ優秀選手賞と新人賞を受賞し、即戦力として実力を示した。2010年のFIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会での活躍が目に留まり、同年セリエAのチェゼーナに期限付き移籍。リーグ戦16試合に出場して活躍を続けると、2011年1月には名門インテルへ期限付き移籍し、同年夏に完全移籍を果たした。7シーズン半(2011-2018)の在籍中、公式戦210試合に出場、DFながら11得点18アシストを記録している。

2018年1月、トルコのガラタサライにレンタル移籍し、リーグ2連覇に貢献。2020年にフランスの名門オリンピック・マルセイユに加入し、元日本代表のDF酒井宏樹(オークランド)と共に両翼DFとして活躍した。2021年夏、約11年ぶりにFC東京に復帰し、再びJ1リーグの舞台に戻ってきた。日本代表としては、2022年カタールW杯まで、4大会連続でW杯に出場し日本人最多記録を樹立。現在も国内外のメディアから注目を集める存在として、日本サッカー界を牽引し続けている。