欧州所属歴:アーセナル(2011-2015)フェイエノールト(2011)ボルトン・ワンダラーズ(2012)ウィガン・アスレティック(2012-2013)トゥウェンテ(2014-2015)ザンクトパウリ(2015-2021)
2011年にプレミアリーグのアーセナルが若きFW宮市亮を獲得した際、当時のアーセン・ベンゲル監督は「彼には世界中のクラブを惹きつける素晴らしい才能がある」と語った。常人離れしたスピードに卓越したトリッキーなプレーは入団当初から注目されていたが、残念ながらイングランドの地でその実力が本格的に開花することはなかった。
2010年12月にアーセナル入団したが、イギリスの就労ビザ発行基準を満たしておらず、2011年1月オランダの名門フェイエノールトへ期限付き移籍。活躍が認められアーセナルに復帰するも怪我に悩まされ、ローン移籍を繰り返したが、やはり怪我に悩まされた。
2021年7月に横浜F・マリノスに移籍すると、そこからキャリアを再構築することに成功。2022年に日本代表戦で右膝前十字靭帯断裂を負い全治8カ月となったが、クラブやサポーターからの励ましもあり厳しい試練を乗り越えた。32歳となった現在、横浜FMでキャリア最高のプレーを見せており、順調に活躍を続けている宮市。1月6日には契約更新も発表され、今後も韋駄天走で横浜を牽引してくれるはずだ。
川辺駿(サンフレッチェ広島)
欧州所属歴:グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ(2021-2023)ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(2022-2023)スタンダール・リエージュ(2023-2024)
スイスのグラスホッパー・チューリッヒ(2021-2023)で頭角を現したMF川辺駿は、2022年1月にプレミアリーグのウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに加入したが、引き続きグラスホッパーに期限付き移籍として残り、2022/23シーズンまでプレーした。