しかし誰かが苦しんでいるのはすべてがその人の責任ではありませんし、社会はそうした困難に直面している人を助けるために存在しているはずです。

今こそ、自己責任の重荷によって日本人の優しさが押しつぶされないような社会づくりを目指すべきではないでしょうか。

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参考文献

日本人は困っている人への同情が低い ~社会支援行動と文化的背景の関係性を解明~
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2024/12/post-769.html

元論文

Empathic concern promotes social support-seeking: A cross-cultural study.
https://doi.org/10.1037/emo0001451

ライター

大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。

編集者

ナゾロジー 編集部