■ウッディ・デレンバーガーの事例

 1966年11月のある夜、ウッディ・デレンバーガーはオハイオ州マリエッタの勤務先からウェストバージニア州ミネラルウェルズにある自宅に向けて車を走らせていた。

 どんより曇った空から霧雨が降りはじめ、走行中の高速道路ではウッディの車の後ろをトラックが走っていたのだが、よく見ると、驚くべきことに低空で浮いて飛行しているのだった。

 トラックだと思っていたのは、ライトがついていない木炭色のUFOで、車を停めるとUFOも止まったのだが、路面から30センチほど上空をホバリングしていたという。

 そして次の瞬間、驚いたことに機体のハッチが開き、黒い服を着て「輝く笑顔」を浮かべた男が出てきた。そのニヤニヤ笑いに、ウッディの背筋に悪寒が走ったという。