紅蓮の炎渦巻く「地獄の門」は地球上に実在します。
それはどこにあるかというと、カスピ海沿岸、イランの北側に位置する旧ソ連のトルクメニスタンにあるタルヴァザという土地。カラクム砂漠にあります。
「地獄の門」は、ある日突然、まるでゲートのように現れました。砂漠の中、もう50年以上前のことです。都市部でなくてよかったですね。
地獄の門が現れた時はそこに人もいましたが、幸い事故にあった人はいませんでした。
その後「地獄の門を閉じよ」という大統領令が発令されました。しかし実行できる勇者、ハンターはまだ現れていません。どんなスキルがあればラスボスを倒して門を閉じることができるのでしょう。
実はこのゲート、閉じないほうがいいというのです。
では、地獄の門がなぜラスボスを倒さず、燃え盛っているままにされているのかの謎を探ってみましょう。
目次
- 地獄の門の正体とは
- メタンとはどのような物質なのか
地獄の門の正体とは
トルクメニスタンに突如現れた、まるでゲートのような地獄の門は直径約70メートル、深さ約30メートルの巨大な穴です。
大地にぽっかりと空いた大きな穴から、燃え上がる炎が見える様は不気味さを漂わせます。
情報の少ないトルクメニスタンでのことのため、謎が多いのですが、これは大地に開いた穴に人が火を放ったものだと言われています。
どうして火を放った穴が燃え上がっているのでしょう。まずその経緯を振り返ってみます。
燃え盛る地獄の門は、旧ソ連だった中央アジアのトルクメニスタンにある「タルヴァザのクレーター」と呼ばれるものです。「カラクムの輝き」という素敵な正式名称があるにも関わらず、その恐ろしい姿から、いつしか「地獄の門」と呼ばれるようになりました。
時は1971年、当時ソ連だったトルクメニスタンで、技術者たちは油田を求めて調査を行っていました。そして、まさに地獄の門のある場所を調査するため掘削しようとしたのです。