「アコード」の先代モデルと新型モデルの大きな違いとなるのがエクステリア・デザインです。
先代モデルのデザインのコンセプトは、走りの良さをカタチにすることでした。先代モデルの開発中の走行性能は素晴らしいもので、その感動をデザインに反映しようとしたというのです。そこで用意されたのが「CLEAN」「SPORTY」「MATURE(成熟)」という3つのキーワードです。力強いフェンダーや抑揚豊かなボディ、逆台形の力強いフロントグリルが特徴となります。
クルマ
2025/01/01
ホンダ「アコード」をプロが先代と新旧比較 外装・内装などの違いを解説
一方、新型モデルのデザインは「クリエイティブ・ブラック・タイ」というもの。フォーマルな礼装であるブラック・タイでありがらも、創造性や遊び心を兼ね備えたものを目指します。また、「主役はあくまでもオーナーである」というスタンスで、華美な装飾やラインは廃されています。流麗で伸びやかなプロポーションに、スマートなフロントビューという組み合わせが特徴となります。
寸法は、先代モデルで全長4900×全幅1860×全高1450㎜。ホイールベースが2830㎜。新型モデルは全長4975×全幅1860×全高1450㎜にホイールベース2830㎜。全長が75㎜伸びているのが違いとなります。
新型「アコード」のインテリアを先代と比較
先代モデルのインテリアのデザインは、安心感・爽快感のバランスがテーマになっていました。インパネは、水平基調として、アッパー・ミドル・ロアーの3層構造です。3層のパネルを薄くすることで、前席足元の空間を大きくしています。
インパネやピラー、ベルトラインなどで描く室内全体の骨格をシンプルかつ、クリーンに構成することで力強さを演出。バルトラインが高いため、安心感も生まれます。
フロントピラーの下側を乗員側に近づけることで、水平視野角を拡大。広く爽快な前方視界を生み出しています。
新型モデルのインテリアのデザインは、ドライバーに運転のしやすい印象=“意のまま”を感じさせ、充実した移動時間の体験=“洗練されたデザイン”の2つの実現が狙いとなっています。
インパネは伸びやかで広々感を生み出す水平基調。インパネの水平基調の流れは、ドアにまで続いており、乗員に包まれ感と安心感を提供します。ソフトパットやメタル部分までの異なる素材が、すべて黒に統一されることで、フォーマルな印象と精緻感が生み出されています。
新型「アコード」の運転席/助手席/後部座席を先代と比較
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