背中に大きな翼を持って宙を舞う“鳥類型ヒューマノイド”が各地で目撃されている。どんな時に、何の目的で、どのようにして彼らは人前に姿を現すのか――。
■“鳥類型ヒューマノイド”の目撃報告
人の姿をしたエイリアン、いわゆるヒューマノイドの代表格として、頭が大きくて大きなつり上がった目を持つ“グレイ”や、ブロンドヘアの長身の白人“トールホワイト”などが挙げられるが、ほかにもさまざまなタイプのヒューマノイドの目撃が報告されている。その中でも目を引くのが、姿は人間だが背中に大きな翼を持つ“鳥類型ヒューマノイド”である。
記録に残っている奇妙な“鳥類型ヒューマノイド”の事例は1962年にさかのぼる。「Flying Saucer Review」で発表されたUFO研究者のライオネル・トリガノ氏のレポートの中で鳥類型ヒューマノイドが描写されているのだ。
レポートによれば1962年11月のある雨の夜、フランス人ビジネスマンがヴァール県の道路で車を走らせていた時のことである。激しい雨で視界不良であったが、前方に奇妙な数人の人影を認めたのである。
「カーブを曲がると、80メートル先の道路の真ん中に数人の人物がいるのが見えました。私は人々を避けるために減速しました。すると突然動き出して2グループに分かれました。サイドウィンドウを開けて顔を出し直接確認しました。その時、鳥の頭と羽を持つ奇妙な獣が、両側から私の車に向かって飛んできたのです。怖くなって私は窓を閉め、くるったように車を加速させました。150メートルほど走って車を停め、振り返って見ると、これらの悪夢のような存在が、羽ばたきながら、空中でホバリングしている明るい紺色の物体に向かって飛んで行くのを見ました」(レポートより)
この空飛ぶ鳥類型ヒューマノイドは吸い込まれるように空中にホバリングしている“UFO”の中へと入っていったということだ。全員が中に収まったところで、このUFOが猛スピートで飛び去っていったという。これらの鳥類型ヒューマノイドは一体ここで何をしていたというのだろうか。