一方で、東京の場合は小学校から既に私立という選択肢が用意され、お勉強が得意でお金と熱意のある家庭の子からどんどんそっちに抜けていくわけです。

結果、同じ公立とはいっても高校に上がるころには、上記のお父さんがイメージしているような牧歌的な環境とはまったく異質な空間になっていることは想像に難くないでしょう。

だったら、受験は早めに済ませておいた方がいい、とはいえ小学校はなんぼなんでも早すぎるから中学で、となるのは当然でしょうね。

ちなみに筆者自身も上記のような考え方で公立校でいいんじゃね?みたいなスタンスだったんですが、お受験の指導塾の人に「東京のことなんにも知らない地方出身のお父さんは黙っててください」って怒られましたね(苦笑)

公立はしわ寄せが集中するから

公立校はいろんな家庭のニーズに合わせないといけないので、どうしても教育全般のクオリティは低めに設定しないといけません(たとえば給食費は全家庭が無理なく払えるレベルに設定)。

しかもこのインフレのご時世、選挙権のないガキンチョ向けの予算なんてメチャクチャしわ寄せが集中するわけです。

高齢者の敬老パス見直しのハードルは極めて高い一方で、給食の手抜きなんていくらでもやり放題ですから。

「君も年取るぞ」若者の意見にヤジも 敬老パス見直し…札幌市長が説明 高齢者から反発相次ぐ(STVニュース北海道) - Yahoo!ニュース
札幌市の「敬老パス」の見直し案をめぐり、秋元市長は直接市民に理解を求める意見交換会を開きました。 高齢者のほか20代の若者も出席、見直し案への理解は深まったのでしょうか。 (参加者)「市電とバス