私は仲間3人と矢大臣に渡礁。左から右に早い潮が流れている。当て潮側に一人、先端左角に一人、私はその右側に入った。
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磯際右に切れ込みがあり、大きすぎない程度にサラシができている。まずは切れ込み奥に仕掛けを入れて、サラシの中で食わせる作戦を取った。コマセを波が引いたときにパラパラと撒き、波の下へコマセを潜り込ませるようにする。そのあと仕掛けをサシエサから順に海面に着けるように投入。
仕掛けが馴染みながら沖に払い出した途端、ウキが徐々に加速しながら消し込んだ。アタリを取ると良い感じに重量感がある。根際で食わせているので根ズレだけには気を付けながら、竿で魚の動きをいなしながらやり取り。37.5cmの丸々太った口太メジナだ。今日も幸先が良い。
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イシダイやメイチダイなども登場
月例会の規定は35cm以上のメジナ1匹長寸だから、出来れば40cm以上を釣りたい。仲間も、ポンポン尾長メジナや口太メジナの30cm前後を釣り上げている。そんな中、当て潮側の仲間が強烈なアタリを捉えて大きく竿を曲げている。取り込んでビックリ、40cmはあるイシダイであった。どうりで引く訳だ。
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その仲間はそれだけでは終わらなかった。その後もお土産に最高の魚を連発。40cm以上のメイチダイや36cmのアカハタを釣り上げて笑顔がはじけていた。結局、メジナの40cmアップは出せなかったが、30後半までのメジナは入れ食いを楽しめたし、イサキも釣れ良い一日であった。
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会の結果は43cmを釣り上げた若手部の会員が見事優勝に輝いた。今年の行事を無事すべて終えることができ、来年も素晴らしい年となることを期待して須崎を後にした。今後の須崎地区の状況であるが、水温が15~6℃くらいになるまで良型、特に50cm超えが期待できるので、本格的な寒グレ釣りシーズンが楽しみである。