— MatrixMysteries (@MatrixMysteries) September 23, 2024

人々を苦しめる偏見や差別をなくすことは良いことですが、こうした活動や考えは、SNSやメディアを通して、本来の考えや目的から逸れ、過激になる場合があります。

例えば、スリムなモデルだけでなく、肥満のモデルがファッション雑誌に登場することが増えたり、肥満であることを売りにし、ファット・アクセプタンス運動を積極的に支持する「肥満系インフルエンサー」に一層注目が集まったりしています。

そして、そのようなインフルエンサーの中には、「肥満でも健康でいられる」と主張する人もいます。

しかし、実際、そのような主張をする肥満系インフルエンサーは、糖尿病や心臓病が原因で次々に亡くなっています。

そのインフルエンサーの言葉を信じた多くの人も、同じ道を辿るかもしれません。

どんな主張が飛び交おうとも、「過度な肥満は健康に悪影響を及ぼす」という事実は変えようがないのです。

だからこそ、肥満を容認することとは逆の流れも生じています。

人々の肥満化を防ぐための施策が、既に世界のあちこちで導入されているのです。

その1つは、「砂糖税(またはソーダ税)」と呼ばれるものです。

これは、清涼飲料水などに対して、砂糖含有量に応じて課す税金のことであり、肥満の一因とされる砂糖の消費を抑制する目的があります。

砂糖に税金を課して、人々が肥満化しないようにしているわけです。

これら様々な主張や施策を考えると、まさに今、肥満のトピックに関して社会が揺れ動いていると分かります。

そして最近では、このような揺れ動く社会で、「重い人ほど旅客機の料金が上がる」という、まるで「肥満税」とでも言えるかのようなアイデアも登場しています。

賛否両論の「体重別運賃」は、若者には特に受け入れられている

一般的な航空会社では、旅客機に載せる手荷物に対して重量やサイズに制限が設けられています。