7人目には2024シーズンJリーグ優秀選手賞に輝いたFW山田新を挙げる。スピードとパワーを兼ね備えたパワフルなドリブル突破が特徴の山田。空いたスペースに向かい勢いよくゴールに迫る姿は“人間ブルドーザー”とも称されている。そんな山田に付いた異名が『シン・ヤマダ』。言わずと知れた人気特撮映画『シン・ゴジラ』をイメージしたものであり、ゴジラのような突破力を持つことから名づけられた。試合会場で『シン・ヤマダ』と描かれたゲートフラッグを目撃したファンやサポーターも多いだろう。
プロ1年目の2023年は公式戦42試合に出場し6ゴール(リーグ戦4、天皇杯1、ルヴァン杯1)3アシスト(リーグ戦2、天皇杯1)とまずまずの結果に。プロ2年目の今シーズンは公式戦51試合出場21ゴール(リーグ戦19、天皇杯1、ACL1)、4アシスト(リーグ戦3、ACL1)と成長を遂げている。
今シーズンのJ1得点ランキングでは19ゴール3位の成績を残した山田。海外クラブからも熱視線が送られていることだろう。
DF高井幸大(川崎フロンターレ)
8人目は今シーズンのJリーグベストヤングプレイヤー賞に輝き、怪我人続出の川崎ディフェンス陣を救ったニューカマーDF高井幸大。身長192センチと強靭なフィジカルを持ち合わせており、対人には絶対の自信を持っている。更にディフェンダーながら足元の技術も高く万能型DFと言えるだろう。
今シーズン、開幕スタメンを勝ち取った高井だが徐々に出番が減少。しかし、リーグ戦が進むにつれ出場機会を伸ばし、出場した試合では持ち前のフィジカルを生かして今季得点王のFWアンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)やFWジャーメイン良(ジュビロ磐田)など、得点ランキング上位のFW選手が相手でも当たり負けないプレーを披露。更に最終ラインでボールを持った時の落ち着きぶりはベテランの域に達している。