■ 「たかが2000円……」ではきかなくなる可能性も!無償で多額の「お金配り」は絶対にない

 ひょっとすると中には「8790万円もらえるんだから、たかが2000円……」と思ってAppleギフトカードのコードを入力したくなる方がいるかもしれませんが、払ったからといって「8790万円」は絶対に貰えません。

 今回紹介した手口は「当選詐欺」と呼ばれるもので、SNSだけでなく、SMS(ショートメッセージ)で突然当選連絡が届く場合もあります。国民生活センターや各自治体も注意を呼びかけており、相手の要求に応じて手数料を支払うと、様々な理由で次々とお金が請求されます。結局、いくら支払っても当選金を受け取ることはできません。

 旧Twitterでは2019年ごろ、著名人による「本物のお金配り」があったため、この手の「お金配りアカウント」の存在を信じたくなる気持ちが生まれるのもわかります。しかしあれは例外中の例外です。無償で多額のお金がもらえる「お金配り」は存在しません。絶対に存在しない、と思ってください。

 それでももしお金を振り込んでしまった、という方がいたら、消費者ホットライン「188」や警察の相談窓口に連絡するようにしてください。

<参考>
国民生活センター「心当たりのない海外宝くじや懸賞に当選したというSMSが届いた」

(ヨシクラミク)

提供元・おたくま経済新聞

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