日本で異次元レベルの活躍を見せたオルンガは、2020/21シーズンよりカタール1部のアル・ドゥハイルに完全移籍。今シーズンもここまで出場した9試合で8ゴール2アシストと驚異のペースでゴールを量産している。現在30歳のオルンガ。活躍の場を再びヨーロッパに移すことも十分に考えられるだろう。
FWジュニオール・サントス(ボタフォゴFR)
日本での最終所属クラブ:サンフレッチェ広島
3人目はかつて柏レイソルや横浜F・マリノス、サンフレッチェ広島で活躍したFWジュニオール・サントス。身体能力の高さと抜群のスピードに加え決定力にも優れている。2018年にブラジルのイトゥアーノでキャリアをスタートさせ、同1部のAAポンチ・プレッタやフォルタレーザを経て2019年に当時J2だった柏レイソルへ加入。しかし、この年は特に活躍できずにシーズンを終えている。翌2020年、J1に昇格した柏で思うような結果が残せず横浜FMへレンタル移籍すると、シーズン途中での加入ながら出場した22試合で13ゴール1アシストと躍動。FWエリキ(現町田ゼルビア)と並びチーム内得点王となる活躍を見せた。2021年に広島へ完全移籍するが、翌2022シーズン途中にブラジル1部のボタフォゴFRへと期限付きで移籍。その後フォルタレーザを経て現在は再びボタフォゴでプレーしている。
今シーズン出場したリーグ戦24試合で4ゴール1アシスト。さらに南米ナンバーワンを決めるコパ・リベルタドーレスでは11試合出場10ゴール1アシストと驚異的な数字を叩き出し、同大会の得点王を獲得。チームはクラブ史上初の南米王者に輝いた。
ボタフォゴは2025年6月15日からアメリカで開催されるFIFAクラブワールドカップ2025に出場し、グループBでFWウスマン・デンベレ擁するパリ・サンジェルマン(フランス1部)やFWアントワーヌ・グリーズマン擁するアトレティコ・マドリード(スペイン1部)、アメリカの名門シアトル・サウンダーズと同居している。いまやチームに欠かせないストライカーとなったサントスが、世界でどんなパフォーマンスを見せるのか非常に楽しみである。