しかし、19世紀初頭、ナポレオンが教皇選挙に干渉したことで、政治からの独立が再び課題となった。20世紀に入り、現代のコンクラーベが確立していく。1970年には選挙権を80歳未満の枢機卿に限定された。教皇死去または退位後、全枢機卿団が召集され、15~20日以内にシスティーナ礼拝堂で選挙(無記名投票)が行われ、当選には投票者の3分の2以上の賛成が必要となった。