ー代表デビュー戦となった9月のアジアカップ予選プレーオフのスリランカ戦(2試合トータル2-2でPK戦の末に敗退)を振り返っていただけますか?

水野:初戦はアウェイだったんですけど、緊張と責任を感じました。実際にカンボジア代表のユニフォームを着て、ピッチに立っている自分の姿が信じられないという気持ちと、いざピッチに出ると、国を背負って戦うんだという気持ちが強くなりました。やはりクラブでの試合とは違う緊張感がありました。

ー間もなく東南アジア最強決定戦のASEAN三菱電機カップが開幕します。国内での盛り上がりはいかがでしょう?

水野:メディアを中心に盛り上げてくれているので、以前のように大勢のカンボジア国民がスタジアムに足を運んでくれることを願っています。

ー行徳監督の就任後、10月にチャイニーズ・タイペイ(3-2)と香港(0-3)と国際親善試合を行っていますが、監督が目指すサッカーはどんなものですか?

水野:シンプルにパスを繋ぐというのと、流動的に動いて空いているスペースがあったら、どんどん走っていく。オープンスペースとスペースメイクを意識した練習や、シンプルなサイドチェンジとか流動的なサッカーを目指していると感じます。

ー日系選手たちは監督から、どんな役割を求められていますか?

水野:日本人同士コミュニケーションが取りやすい部分があるので、うまくバランスを取りながら、チームのウィークポイントをカバーしたり、カウンターの芽を早めに摘んだりとか、機転を利かして色々なところを見るようにしてほしいというのをプレーしていて感じます。

ーグループステージ同組のシンガポール代表は、小倉勉監督が率いているほか、日系帰化選手の仲村京雅選手(元ジェフユナイテッド市原・千葉)も招集されています。日系帰化選手対決になりますが、特別な感情はありますか?