アルビS所属時に出場したシンガポールカップで、招待出場だったカンボジアのスヴァイリエンFCと対戦して、そこからカンボジアも視野に入れるようになり、現地でトライアウトを受けました。スヴァイリエンの監督や選手が対戦した僕のことを覚えてくれていて、そこで1~2週間の練習参加を経てから契約となりました。
ーそれまでに経験してきた日本サッカーとカンボジアサッカーの間には、どんな違いがありますか?
水野:カンボジアの1年目で大きく感じたのは、足元でボールを扱う技術やテクニック面の差です。パス一つ、トラップの仕方一つ取ってもそうですけど、ビルドアップやボールの動かし方も日本とは全然違って全体的に未成熟でした。今では若手を中心に徐々に改善されてきているとは思いますが、当時はそんな印象でしたね。
カンボジアリーグにいる日本人選手
ー現在のカンボジアリーグには、日系クラブのアンコールタイガーFCや、既に解散してしまいましたが元日本代表の本田圭佑氏が実質的オーナーを務めたソルティーロ・アンコールFCなどもあって、日本人選手や日本人指導者が活躍している印象です。リーグには現在、何人ぐらいの日本人選手がプレーしているのでしょうか?
水野:かなり多いです。タイガーなんかは3~4人いますし、僕が所属しているスヴァイリエンにも僕を含めて3人います。調べたところリーグ全体だと、帰化選手を含めて22人の日本人選手がいます。
ー水野選手が移籍した当初はどうでしたか?
水野:僕が来た当初からも結構、日本人選手は多くて、他には韓国人やナイジェリア人が多かったですね。今は日本人とブラジル人の助っ人が多いです。
ー日本人選手が増えているとのことですが、日本人助っ人に対する現地の評価はいかがですか?