第12節以降はスタメンに定着し、最終的に31試合に出場。フリーキックからの狙いすましたシュートやDFラインの背後を取られた近距離からのシュートに対して好反応を見せるなど、高いセービング力でチームを支えた。来季J2復帰を目指すためにも最後の砦であるGKの存在は極めて重要なだけに、東の去就が注目される。
藤原健介(ギラヴァンツ北九州)
昨季はJ3で最下位と苦しいシーズンを過ごしたギラヴァンツ北九州。再起を図るべく臨んだ今季は、序盤戦こそ黒星先行で苦しい立ち上がりとなったが第13節から13戦無敗と好調に転じた。残念ながらプレーオフ進出こそ果たせなかったが、昨季の低迷から一転7位と来季に向けて大いに希望を見出せるシーズンとなった。
そんな北九州の好調要因となったのが、シーズン途中にジュビロ磐田から期限付きで加入したMF藤原健介だ。開幕を磐田で迎え9試合に出場し1アシストと活躍を見せたなかで北九州へ加わると、第19節の福島ユナイテッド戦で途中出場から1ゴール1アシストといきなり勝利に貢献。その後はスタメンに定着し、最終的に4ゴール5アシストを挙げた。北九州としては来季も共に戦ってほしい選手であることは間違いない。
松長根悠仁(福島ユナイテッド)
2021シーズン以来の一桁順位でリーグ戦を終え、J2昇格プレーオフへと進出した今季の福島ユナイテッド。プレーオフ準決勝でリーグ戦順位が上であった松本山雅に勝ちきることができず昇格を逃したが、昨年15位からの立て直しに成功したシーズンだったと言えよう。
そんなチームで、川崎フロンターレから期限付きで加入したDF松長根悠仁は確かな活躍を見せていた。守備での貢献はもちろんのこと、攻撃でも相手の背後を取り決定機を作り出すなど積極的な姿勢を披露。攻守で存在感を大いに発揮していたと言えよう。MF大関と並び、チームに残れば必ずや来季も主力として活躍が期待できるだけに残留を願う声も多いのではないだろうか。