単行本の目次ページの背景には一面、ヘビのウロコが描かれています。

楳図さんは、わたしたちがヘビのウロコを怖れるということを無意識のうちに気付いていたのかもしれません

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Credit: 名古屋大学 – ヘビの怖さはウロコのせい!? ~ヘビのウロコを着たイモリは、ヘビと同じかそれより早く見つかる~(2024)

このように私たちはヘビのウロコ皮を脅威の目印にしているようですが、逆にこの知見は私生活に活かせるヒントとなるのではないでしょうか。

例えば、ヘビ柄の服を身につけていれば、街中でも友人にすぐ気づいてもらえたり、愛犬にヘビ柄を着せた写真をSNSにアップすれば、スクロールの中でも人の目にパッと留まりやすくなるかもしれません。

まあ、目に留まったはいいものの「何してんだ、この人は?」と気味悪がられるかもしれませんが…

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参考文献

ヘビの怖さはウロコのせい!? ~ヘビのウロコを着たイモリは、ヘビと同じかそれより早く見つかる~
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2024/11/post-751.html

元論文

Japanese monkeys rapidly noticed snake-scale cladded salamanders, similar to detecting snakes
https://doi.org/10.1038/s41598-024-78595-w

ライター

大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。

編集者

ナゾロジー 編集部