またハオイン氏は「この種のリーダーシップは部下にも伝染することが示唆されており、その部下が次に上司の立場になったときに、また同じような態度を部下たちにとってしまう可能性がある」と危惧します。
そうなると、その会社はジキルとハイド型の上司を量産する悪循環に陥り、従業員にとって働きづらい環境を形作ってしまうでしょう。
そうならないように、上司の方々は「鬼の顔」と「仏の顔」をあまり行き来しすぎないように心がけた方がいいかもしれません。
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参考文献
“Jekyll and Hyde” Leaders Do Lasting Damage, New Research Shows
https://www.stevens.edu/news/jekyll-and-hyde-leaders-do-lasting-damage-new-research-shows
元論文
Jekyll and Hyde leadership: Examining the direct and vicarious experiences of abusive and ethical leadership through a justice variability lens.
https://doi.org/10.1037/apl0001251
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。
編集者
ナゾロジー 編集部