「アラブの春」と同じ構図です。アラブの独裁者はけしからん、とエジプトやリビア、シリアなどで民主化を煽ってきた。結果は激しい内戦と治安の悪化、イスラム原理化、難民の激増でした。特にシリアではアサド政権を打倒するために、金も人もだして西側諸国は火をつけまくってきました。 結果はご存知の通りです。

独裁者を倒せば民主化になるという子供じみた主張を、インテリ記者が恥ずかしげもなく書き散らしてきた。イラク戦争やコソボ空爆と同様に政府と、メディアがグルになって世論操作をして「聖戦」だと世論を誘導しました。

結果アラブや北アフリカから多量の偽装難民含む難民がなだれ込んで、欧州を圧迫しました。ところが、リベラル政権やメディアは偽装難民も可哀想な難民で連帯が必要と市民権を与えました。

失うものがない彼らは、犯罪上等で強盗や殺人、強姦を犯すものの多数でましたが、被害を訴える声は「人種差別」だ「差別主義者」だと批判されてメディアからは抹殺されて、犯罪を助長し、数年前にはドイツで大集団で女性暴行事件が起こって、事の深刻さが認識されました。結果メディアのいう不法移民排除を謳う「極右政党」が大躍進しました。

EVもこれと同じで、グレタ君みたいな「環境紅衛兵」が量産されて、事実を確認しようという声はかき消されました。

早急な車輌の全EV化は不可能です。まず安定した電気の供給をCO2フリーにする必要があり、それは原発でしないが、太陽光や風力などで行おうとしている。これらは不安定だし蓄電が必要で電池の生産や廃棄が環境に悪影響を与えています。

そして世界的なガススタンドに替わる、充電設備の普及ですが、これにはコストも時間もかかります。しかもハイブリッド車はエコではないと廃止する圧力がかかりましたが、現状ではハイブリッドのほうが環境負荷が低い。

EV車は航続距離が短く、高温低温に弱く、発火した際の危険性も高い。電池のリサイクルや廃棄もまだ途上であり、レアメタルを多量に消費して環境負荷も高いし、何より値段も高い。