続いて、51~100の順位です。
図2が労働者1人あたりGDPの51~100位のグラフです。
欧州(主に東欧・南欧)、中南米、アフリカとバランスよく含まれている印象ですね。50~60位台は東欧・南欧諸国が目立ちます。
アジア地域では所得水準の高い国に次いで60位にマレーシアが入りますが、後はモルディブ、中国、フィジーなどが入る程度で、このあたりの順位ではあまり多くは含まれないようです。
アフリカ諸国も比較的多い事がわかります。
BRICsとして注目されるロシア(5.8万ドル)は62位、中国(3.6万ドル)は95位、ブラジル(3.3万ドル)は99位です。
日本とはまだ差がありますが、特にロシアはかなり近い水準と言っても良い位置ですね。
4. 労働者1人あたりGDP 101~150位続いて、101~150位のグラフです。
図3が労働者1人あたりGDPの101~150位のグラフです。
101~120位くらいまでに中南米の国々が多く含まれています。
タイ(3.2万ドル)、モンゴル(3.3万ドル)、インドネシア(2.6万ドル)もこのあたりの順位ですね。
120位以降はアジア地域とアフリカ地域が多いようです。
インド(1.9万ドル)は126位となります。
5. 労働者1人あたりGDPの推移続いて、主要国の労働者1人あたりGDPの推移についても見てみましょう。
図2が主要先進国と韓国、BRICs他の労働者1人あたりGDPの推移です。
1991年の時点では日本(青)はイギリスとほとんど変わらない水準でしたが、徐々に差が開いていて2023年では2割近くの差があります。