この際の発言は以下のものでした。

記者:分かりました。6人のうちパワハラを受けた、または、その判断は本人ができないということで、知事から理不尽に厳しい叱責を受けたと明言された人はいらっしゃったんでしょうか。また6人のうち何人いたか、可能な範囲でお伺いできたらと思います。

委員長:私の認識では明確に知事の方からパワハラを受けたという方はいらっしゃらなかったという風に考えておりますが、それは職員さんの中でもこれがパワハラに当たるのか自分では判断できないという方もおられましたし、そこはこれから我々が聞いた事実を評価して 、パワハラに当たるのかどうか、しっかり評価をしたいと考えてます。

記者:例えば、厳しい叱責を受けたという方は、先ほど奥谷委員長から出た話もあったと思い ますが、どのぐらいいらっしゃったんでしょうか。

委員長:すいません。ちょっと本当にまだ整理ができてないので、あれですけど、厳しい叱責を受けたことがあると言われてた方は結構おられたんじゃないかなとは思います。ただそれがパワハラに当たると思いますとか、そういったことは、おっしゃったという記憶は今ありません。

奥谷委員長が「私の認識では明確に知事の方からパワハラを受けたという方はいらっしゃらなかったという風に考えておりますが」と答えた部分が切り取られて「百条委員会や奥谷委員がパワハラは無かったと言っている」という誤った言説が広まったものですが、その後にパワハラに当たるのかは事実を評価していく、と言っています。

8月23日の会見からは、【百条委員会や奥谷委員長はパワハラを否定も肯定もしていない】というのが事実です。

県民局長の告発文書に書いてあることが事実としても、それがパワハラに当たるのかどうか?は別の話で、「パワハラか否か」は「評価」の問題です。行政としてはパワハラは定義・要件が決まっています。

8月30日記者会見「書いてある事は概ね事実認定できるのでは」「3月27日の知事会見発言はパワハラ」